文化教育常任委員会
議案第83号
内容:学校医・学校歯科医・学校薬剤師の公務災害補償額の改正(政令改正に伴う条例整備)。
人数:学校医69名、学校歯科医47名、学校薬剤師32名。
審査結果:討論なし、全会一致で可決しました。
議案第91号(東部ブロック指定管理者)
対象施設:小出児童クラブほか12施設。
指定管理者:シダックス大新東ヒューマンサービス(5年間)。
経緯:公募1社、選定委員会で候補者決定。
論点:5ブロック→2ブロックへの再編。
審査結果:可決されました。
議案第92号(西部ブロック指定管理者)
対象施設:鶴嶺児童クラブほか9施設。
指定管理者:NPO法人 茅ヶ崎学童保育の会(5年間)。
経緯:公募2社、選定委員会で候補者決定。
論点:雇用労働条件の評価が低め(14点)。収支計画で大幅縮減(28〜29%)→リスク精査必要。安全対策(性暴力抑止、防犯カメラ、アレルギー対応改善)。
審査結果:可決されました。
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指定管理者の選定に関する懸念点として、
- 人件費縮減とサービス品質の両立
学童保育の会は、5年間で 2.3億円の人件費縮減を掲げています。また、シルバー人材センターの人生経験豊かな人材を活用して…とありますが、子ども子育てについても産後ケアリストでも自分の経験と今の子育ては違う!と説明があり、研修などについて触れられておりません。
人件費は最低賃金の上昇や人材確保競争に直結し、研修・質の高い支援体制にも不可欠です。
経費削減が現場職員の処遇低下やサービス品質の劣化につながらないか、大きな懸念がある。担当課が「提案されたので問題ない」とする姿勢は、行政のモニタリング責任を弱める恐れがあります。
- ふれあいプラザ連携の実効性
シダックスは「ふれあいプラザとの連携」を提案されました。しかし、香川小学校など「プラザ未設置」の学区も存在し、実際にどう展開するか不透明です。企画に具体性が欠ける中で選定を任せることへのリスクを見過ごしてはいけないと思います。
- 管理・評価体制の不透明さ
どちらの事業者についても「市が管理・モニタリングする」とされているが、具体的な管理項目や評価指標が提示されていない。「安全管理」「雇用条件」「待機児童対策」などの評価基準が曖昧なままでは、改善や責任追及が困難。過去実績を根拠とするだけでは、今回の大規模な提案(費用縮減や連携策)の実効性を担保できておらず不安が残ります。
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今後求められる課題としては、
経費縮減提案の妥当性を精査すべき→ 最低配置人数・最低賃金水準・研修予算などの基準を協定書に明記する必要がある。
提案の実効性を求める→ プラザ未設置学区での代替策を具体的に示させるべき。
モニタリングと評価の強化→ 月例報告や現場訪問、KPI設定(安全・人材定着率・待機児童数の変化など)を義務付け、透明性を確保するべき。
陳情
陳情第25号(不登校児の学びの保障)
趣旨:多様な学びの場(フリースクール、オンライン、ホームスクール等)の選択肢確保と経済的負担軽減。
市の対応:校内支援・あすなろ教室・教育相談、県制度調査中。不登校人数:R5年度 638名 → R6年度 669名(増加)。
審査結果:全会一致で採択。経過・結果報告を求める。
陳情第26号(学校内外の安心できる居場所整備)
趣旨:校内別室・教育支援センター・フリースクール等との連携強化。
市の対応:校内外で支援、地域の居場所団体に補助金(R6年度 15団体に交付)。
論点:ボランティア依存の偏在。効果検証の不足(KPI不明確)。学校と地域の連携計画が未整備。
審査結果:全会一致で採択。


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