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総務常任委員会視察3日目@愛知県大府市

テーマ:週休3日制度の導入と若手が活躍する職場づくり

「健康都市・大府」として全国的にも注目を集める大府市を訪問し、職員の働き方改革と若手がいきいきと活躍できる組織づくりについてお話を伺いました。
柔軟な勤務制度と風通しの良い職場文化を両立させる仕組みが印象的でした。

主な取組として
①週休3日制度の導入(令和7年1月本格実施)
週の勤務時間(38時間45分)はそのままに、
月〜木に前倒し勤務することで週1日を「追加休日」とする仕組み。
6つの勤務パターンから選択でき、所属長承認のもとで柔軟に運用されています。
・利用目的:ワークライフバランスの向上、採用力の強化
・利用率:税務課など業務に応じて徐々に拡大中
・課題:一部部署での人員偏り・時間外手当減への懸念
→ 所属長の裁量を尊重しつつ、現場で調整と改善を進行中。

②メンター制度とキャリア研修
新規採用職員に近い年齢の先輩がメンターとして伴走し、
業務・メンタル両面で支える仕組みを定着化。
主任級を対象としたキャリアデザイン研修で、
将来を見据えた「自分のキャリアを描く時間」を確保。

③若手主体の服装ルール見直し
入庁1〜3年目の若手職員のみで検討会を構成。
意見を形にし「オーブウェルネススタイル」として制度化。
通年ノーネクタイ、チノパン・スニーカーOKなど、
清潔感と市民目線を両立した新ルールを策定。

④チームビルディング研修
職種や年齢を超えた全庁型研修を実施。
レゴブロックを用いたワークショップなどを通じ、
職員間の信頼関係と組織横断的なつながりを醸成しています。

印象に残った言葉

「性善説で信頼し、現場で考え、上手に回す」
― 柔軟さと責任を両立させる“自治体経営”の姿勢。

政策討議からの所感

大府市の視察を通じて感じたのは、
制度の設計以上に“現場が動ける文化”をどう支えるか、という視点でした。

週休3日制度も、単なる「休日拡大」ではなく、
「選ばれる市役所」「自律的に働く組織」への変革の一手として位置づけられていました。
管理職の裁量に任せる部分も多く、まさに「性善説で回す組織」。
その分、信頼と責任の文化が試されていると感じます。

また、若手職員が自ら服装ルールを提案し制度化まで実現したプロセスは、「小さな成功体験」が組織文化を変える力になる好例でした。
若手の声を“形式的に聞く”のではなく、“実際に反映する”ことで、職員の主体性と帰属意識を高めている点は大きな学びです。
茅ヶ崎市でも、働き方や育成制度の整備と同時に、若手が意見を出し、挑戦できる文化をどう育むか。
その“しくみづくり”を政策討議の柱として、次の一手を考えていきたいと思います。

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