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総務常任委員会視察2日目@大阪府寝屋川市

テーマ:人材確保と人事制度改革

寝屋川市では、「最強職場」というキャッチフレーズのもと、職員一人ひとりが自分らしく働ける環境づくりを進めています。
競争力ある自治体経営を実現するため、柔軟な働き方と人物重視の採用を両立させているのが特徴です。

主な取組
・完全フレックスタイム制度
コアタイムを設けず、勤務時間を職員が自ら調整。
利用率は92%に達し、週休3日も実現可能です。

・育児休業代替に正規職員を配置
非正規ではなく正規職員を代替に充て、
休む人も支える人も安心できる仕組みに。
男性育休率は66.7%まで上昇しました。

・ビジネスネームの使用・服装自由化
カスハラ防止とプライバシー保護を両立し、
自分らしく働ける職場文化を推進しています。

・退職後のカムバック制度(再チャレンジ)
一度退職した職員も再び戻れる仕組みを整備。
多様なキャリアを尊重した人材活用が進められています。

・ねやがわ版MBA制度
職員が大学院レベルで経営やマーケティングを学べる
全国初の昇任資格取得制度を導入。
実践的な人材育成に繋がっています。

・ 「尖った人材」を採用
「あなたは尖ってますか?」を合言葉に、
前例にとらわれず新しい価値を生み出す人材を積極登用。

印象に残った言葉

・「離職を前提にした人事戦略」
― 離れる人を責めず、また戻れる組織に。

・DX時代を見据え、「課題を解決する力」だけでなく「課題を発見する力」を持つ人材の育成を重視する寝屋川市。
働き方と人材の多様化を前向きに捉え、職員が挑戦できる環境づくりを市全体で進めていました。

政策討議からの所感として

寝屋川市の取組から強く感じたのは、「制度を整えること」よりも「文化を変えること」に力を注いでいるという点でした。

フレックスタイム、ビジネスネーム、服装自由化など、一見“自由度の高い制度”に見えますが、その背景には“職員が自律的に働ける信頼文化”をどう育てるか、という深い意識があります。

また、「離職を前提にした人事戦略」という発想も印象的でした。人が入れ替わることを前提に、“去る人を責めず、戻れる道をつくる”ことで、組織全体の風通しを保ち、学びを循環させています。

そしてもう一つ大切だと感じたのは、「尖った人材を採るだけでなく、育て続ける仕組み」の存在です。
個性が埋もれないよう、早期に成功体験を積ませ、自己肯定感を育てる。
この考え方は、茅ヶ崎市でも今後の職員育成のヒントになると感じました。

政策討議では、単なる制度比較ではなく、“働く人が輝ける組織とは何か”を市全体で考える必要性を再確認しました。
人を大切にする自治体経営こそが、これからの時代の競争力になると思います。

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