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子どもSOSについて(令和5年第4回定例会 一般質問)

6.子どもSOSについて

(1)一人一台端末の活用について

・GIGAスクール構想で導入された一人一台端末を有効活用した支援策について、研究の進捗状況を問う

 

(質問1)

茅ヶ崎市いじめ防止対策調査会において「心のコップ」が取り組まれています。令和5年6月定例会より、わたくしが子どものいじめ自殺について一人一台端末を有効活用した子どもSOSの導入を提案しておりますが、令和5年9月定例会において教育担当部長より「児童・生徒が自らSOSを発信するためには、有効なツールの整備に加え、悩みを抱えた児童・生徒が教職員を信用し「相談してみよう」と思える関係性が構築されていることが不可欠であると認識されており、今後も、本市の実情に応じた1人1台端末を有効活用した支援策について研究を進めるとともに、全ての教職員が「児童・生徒の命を必ず守り抜く」という強い信念を共有し、日々の教育活動に取り組めるよう、各学校の自殺予防に係る取組を推進していく」というご答弁をいただいておりますが、一人一台端末を有効活用した支援策について研究の進捗状況をお伺いいたします。

 

(答弁1) 教育長

お答えいたします。

1人1台端末を活用し、児童・生徒が自身の心理状態を把握できるツールといたしましては、第4期茅ヶ崎市いじめ防止対策調査会から提案のありました、「心のコップ」アンケートがございます。10月に開催いたしました第5期いじめ防止対策調査会におきまして、令和4年度の試行を受け、その有用性や課題点を整理した上で、本市の実情に応じた真に有効なツールについて、ご協議いただきました。調査会の中で、端末を用いた「心のコップ」アンケートについて、児童・生徒が自らの心の状態を把握し、自らの行動を振り返ったり、SOS発信を考える機会を得たりするツールとしての有用性がある一方、一定期間毎に回答するアンケートの性質上、児童・生徒の即時的なSOSの発信につながらないという課題を指摘されました。このことから、日頃から教職員が、児童・生徒と「困ったことがあったときにすぐに近くの大人に相談しよう」と思える関係性を築くことを大切にした上で、電話やLINE等による相談ツールや既存のアプリケーションを併用したり、全く別のツールの運用を考えたりすることについて、現在、継続して協議を進めているところでございます。今後も、本市の実情に応じた取組について、引き続き、いじめ防止対策調査会とも連携を図りながら研究してまいります。

以上でございます。