第十一回 新しい風ではなく、「茅ヶ崎の風」を大切に
新しい風ではなく、「茅ヶ崎の風」を大切に
― 私たちが好きな茅ヶ崎を、私たちで考える。―
先日、市民の皆さんとキックオフ会を行いました。
その中で、「茅ヶ崎の良いところ」「美味しいお店」「好きな場所」などをお題に、マイクを順番に回して、皆さんに自由に話していただきました。
海が好き。
このお店が好き。
この場所が落ち着く。
答えはそれぞれ違うのですが、誰かが話すたびに、聞いている皆さんが「分かる、分かる」と深く頷く。
そこには、たくさんの茅ヶ崎愛がありました。
みんなが分かった「茅ヶ崎の風」
その中で、一人の方が言った言葉が、とても印象に残っています。
「茅ヶ崎の風」
茅ヶ崎駅を降りた時に、ふっと感じる風。
その言葉を聞いた瞬間、会場から「あぁー」と声が上がりました。
私も「あぁ、分かる」と思いました。
目には見えないし、数字にもできない。
でも、茅ヶ崎で暮らす人たちには分かるものがある。
それも、このまちの大切な魅力なのだと思います。
何でも新しくすればいいわけではない
私は、何でも新しくすれば、まちが良くなるとは思っていません。
海や里山、川。
文化や音楽。
地域のお店。
人と人との距離感。
そして、そこで暮らす人たちが「茅ヶ崎っていいよね」と感じているもの。
今ある茅ヶ崎らしさを大切にしながら、困っていること、変えるべきことは変えていく。
そんなまちづくりをしたいと思っています。
だから私は、
「新しい風を吹かせる」のではなく、今ある「茅ヶ崎の風」を大切にしたい。
そう思っています。
市政が「自分ごと」になる時
街頭でチラシを配っていると、市政に関心を持ってくださる方もいれば、そのまま通り過ぎる方もいます。
今は、それでいいのだと思っています。
人にはそれぞれ、まちのことを考えるタイミングがあります。
子育て、介護、仕事、病気、災害、交通。
暮らしの状況が変わった時、それまで意識していなかった市政が、突然「自分のこと」になることがあります。
だからこそ、関心のある人だけでまちを考えるのではなく、もっと多くの人が、
「私は、このまちのここが好き」
「ここは残してほしい」
「ここは少し変えたい」
そんなことを気軽に話せる茅ヶ崎にしたいと思っています。
私たちが暮らすまちを、私たちで考える
「市民自治」というと、少し難しく聞こえるかもしれません。
でも私は、もっと身近なところから始まるものだと思っています。
自分が暮らすまちを好きになる。
まちのことを知る。
自分の思いを話す。
誰かの思いを聞く。
そして、一緒に考える。
誰かにまちをつくってもらうのではなく、私たちが暮らす茅ヶ崎を、私たちで考えていく。
行政は、その声を受け止め、つなぎ、必要なものを形にしていく。
それが、私の考える市民自治です。
茅ヶ崎には、すでに大切なものがたくさんあります。
すべてを変える必要はありません。
守りたいものは守る。変えるべきところは変える。
そして次の世代にも、「茅ヶ崎っていいよね」と思ってもらえるまちにしていく。
新しい風ではなく、「茅ヶ崎の風」を大切に。
私は、市民の皆さんと一緒に、このまちらしさを大切にしながら、これからの茅ヶ崎をつくっていきたいと思っています。

メッセージ受付中!
茅ヶ崎のまちのこと、市議会のこと、みなさんの暮らしの中でのお気づきのことなど、
何かありましたらお気軽にお問い合わせください。
内容をしっかりと拝見し、お返事させていただきます。
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